これまでに作製してきた結晶たち
???Coming soon???
水熱合成法によって作製。なぜか葉っぱみたいな形に成長する。
新物質であり個人的には面白い構造をしていると思うのだが,磁性はほとんど議論できないので売り出し方が分からない。
イオン伝導や触媒活性を測定すれば何か出るかもしれない?
Coming soon
有名物質の単結晶試料。水熱合成法によって合成。結晶は最大30 mg弱まで大きくできるようになった。
葉っぱみたいな形に成長する。
Coming soon
水熱合成法によって合成。単結晶はかなり作りやすい物質であり、コツコツと努力した結果、結晶は100 mg弱まで大きくできるようになった。
ただし、P2O5と同等水準で湿気に弱く、夏場は湿気を吸って剥がれる。
加えて10-20度に構造転移があり、越冬すると結晶ドメインが発生するという凶悪さ。
Na3Co(CO3)2Cl
ソルボサーマル法によって合成。これも磁性原子はパイロクロア格子を組む。見た目は非常にきれい。
Mnよりは少し結晶が大きい。単結晶の中性子回折を行いたいが...。
Cu2MoO4SeO3
化学輸送法によって合成。学生が合成したもので、私は化学輸送法を提案しただけである。
ちょうど同時期に化学輸送法によるCuOSeO3の合成に取り組んでおり、同じような組成だからという安直な理由で化学輸送法で上手くいくのではと提案したところ、
想像以上に上手くいった。
Na3Mn(CO3)2Cl
ソルボサーマル法によって合成。磁性原子はパイロクロア格子を組む。結晶は小さいが立方晶らしくすごくきれいな八面体になる。
結晶が大きくなれば嬉しいのだが、厳しそうだ。スピン5/2でありながら何故か低温まで磁気秩序化しない。
KCuMoO4(OH)
水熱合成法によって作製。NaCuMoO4(OH)の類縁物質を探索する過程で発見した新物質。
水熱はこういう新物質の単結晶試料がふとできたりするので楽しい。
この物質のおかげで化学の雑誌に論文を出せた。
磁性もなかなか面白かったので、その後物理の雑誌にも論文を投稿した。
NaZnMoO4(OH)
水熱合成法によって作製。NaCuMoO4(OH)の格子比熱を見積もるのに用いた。
多結晶試料で十分だったのだが、あっさりときれいな単結晶試料ができた。
Cuのほうでできてほしかったのだが…
NaCuMoO4(OH)
水熱合成法によって作製した一次元フラストレート鎖のモデル物質。
上手くできたりできなかったりで、再現性を得るのに3年くらいかかった。
でも当初の目論見通り高磁場NMRまで持って行けたので十分です。
Cu3(MoO4)2(OH)2
水熱合成法によって作製。鉱物名lindgrenite。
NaCuMoO4(OH)の類縁物質を探索している際に偶然できた。
一次元ダイヤモンド鎖のモデル物質。
LiCuVO4
フラックス法によって作製。フラックスの組成によってLi欠損の量が大きく変化し、磁性にも大きく影響を与える。
このために危うくD論を落としそうになった。
フラックスの組成をさらに最適化すれば試料の純良性をさらに向上させることができると考えているが、
経時変化もあって面倒なため未だに踏み込めないでいる。
NH4CuPO4 H2O
溶液法?によって作製。原料を水に加えると同一組成で結晶構造が異なる物質が沈殿として発生するが、
これをさらに1か月以上静置するとこのような結晶が自然に生成する。
CuSb2O6
化学輸送法によって作製。結晶育成温度によって色が変わる。酸素欠損の量が微妙に異なっているから?
Pb2V3O9
浮遊帯域溶融法によって作製。多結晶試料を真空封緘で作製しなければならず面倒な上に
きれいな多結晶試料を用意するのも難しい。一辺数mmと比較的大きく「努力の結晶」であるが、
当時研究を始めたばかりのB4の後輩に「小さいですね」と言われたことを地味に根に持っている。